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年初来高値を更新したポンド円の上伸性に要警戒か

相場レポート

年初来高値を更新したポンド円の上伸性に要警戒か

年初来高値を更新したポンド円の上伸性に要警戒か
本日のポイント
  1. 米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言
  2. 米・NY連銀製造業景気指数

前日の米国通貨は、米ドルが米国時間にて最強通貨となり、ユーロ米ドルが1.0960から1.0874まで下落した。ユーロ米ドルは上位足の日足にて、20MAから75MAを大きく下抜け、下落。今月安値を更新した。週足では、現在20MA直下に位置しており、週足20MAを下抜けると、75MAラインの1.0807付近までサポートがなくなるため、欧州時間での方向性に警戒したい。

欧州通貨は、最強通貨となった米ドルに次いで、ポンドが強含んだ。ポンド円は183.456から184.738まで上昇。年初来高値を更新した。なお日足では6日連続陽線となっており、日足RSIも買われすぎサインの70には到達しておらず、62付近でバッファがある。米国時間にかけてポンドの対円での上昇が継続するのか、慎重に見極めたい。

本日は、15:00に英・雇用統計、スウェーデン・消費者物価指数、15:30にスイス・生産者輸入価格、18:00に独・ZEW景況感指数、21:30に加・製造業売上高、米・小売売上高、加・消費者物価指数、米・輸出入物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、24:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言がある予定だ。年初来高値を更新したポンド円の上伸性に、警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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