年初来高値を更新したポンド円の上伸性に要警戒か

2023.08.15
- 米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言
- 米・NY連銀製造業景気指数
前日の米国通貨は、米ドルが米国時間にて最強通貨となり、ユーロ米ドルが1.0960から1.0874まで下落した。ユーロ米ドルは上位足の日足にて、20MAから75MAを大きく下抜け、下落。今月安値を更新した。週足では、現在20MA直下に位置しており、週足20MAを下抜けると、75MAラインの1.0807付近までサポートがなくなるため、欧州時間での方向性に警戒したい。
欧州通貨は、最強通貨となった米ドルに次いで、ポンドが強含んだ。ポンド円は183.456から184.738まで上昇。年初来高値を更新した。なお日足では6日連続陽線となっており、日足RSIも買われすぎサインの70には到達しておらず、62付近でバッファがある。米国時間にかけてポンドの対円での上昇が継続するのか、慎重に見極めたい。
本日は、15:00に英・雇用統計、スウェーデン・消費者物価指数、15:30にスイス・生産者輸入価格、18:00に独・ZEW景況感指数、21:30に加・製造業売上高、米・小売売上高、加・消費者物価指数、米・輸出入物価指数、米・NY連銀製造業景気指数、23:00に米・企業在庫、米・NAHB住宅市場指数、24:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言がある予定だ。年初来高値を更新したポンド円の上伸性に、警戒したい。
過去の相場レポート
2025.08.04
日本円についで強含んだユーロの上伸性を注視か
2025.08.01
月末に急回復したスイスフランの上値余地を注視か
2025.07.31
続落しているユーロの回復余地に注目か
2025.07.30
続落しているフラン円の下伸性に要注意か
2025.07.29
続落しているポンド米ドルの回復余地を慎重に注視か
2025.07.28
ギャップアップでスタートしたユーロ円の上昇余地を静観か
2025.07.25
米PMI好調にて上昇した米ドルの上伸性に注目か
2025.07.24
ECBにてユーロが強さを取り戻すのか指標前後の値動きに注意か
2025.07.23
急回復が著しいユーロポンドの上伸性を静観か
2025.07.22
日本円に続いて強含んだユーロの上伸性を静観か