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ECBを明後日に控え下落しているユーロの下値余地に警戒か

相場レポート

ECBを明後日に控え下落しているユーロの下値余地に警戒か

ECBを明後日に控え下落しているユーロの下値余地に警戒か
本日のポイント
  1. トルコ・景気動向指数
  2. ノルウェー・鉱業信頼感指数

前日の米国通貨は、米国時間で発表された米・7月PMI購買担当者景気指数が、前月の53.2から52.0へと低下したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は141.813から140.740まで下落。時間足20MAの上位に位置していたが、下落により20MA下位へと後退した。ただ、本日のアジア時間では上方向のトライが見られるため、米国時間での値動きを静観したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・7月PMIが、サービス業・製造業ともに前月から低下したことで、ユーロが対円で大きく下落した。ユーロ円は157.778から157.245まで下落。4時間足20MAを大きく割り込んだ。本日のアジア時間でも、ユーロ円は4時間足20MAより下位に位置しているため、明後日開催のECBに向けてユーロが弱含むのか、注視したいところだ。

本日は、アジア時間の14:00にノルウェー・鉱業信頼感指数、15:00にスウェーデン・生産者物価指数と、欧州時間の16:00にトルコ・景気動向指数、トルコ・設備稼働率、17:00に独・IFO景況指数、フィリピン・失業率、19:00に英・CBI企業動向調査、米国時間の22:00に米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、米・5年債入札がある予定だ。ECBを明後日に控え下落しているユーロの下値余地に、警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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