ECBを明後日に控え下落しているユーロの下値余地に警戒か

2023.07.25
- トルコ・景気動向指数
- ノルウェー・鉱業信頼感指数
前日の米国通貨は、米国時間で発表された米・7月PMI購買担当者景気指数が、前月の53.2から52.0へと低下したことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は141.813から140.740まで下落。時間足20MAの上位に位置していたが、下落により20MA下位へと後退した。ただ、本日のアジア時間では上方向のトライが見られるため、米国時間での値動きを静観したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・7月PMIが、サービス業・製造業ともに前月から低下したことで、ユーロが対円で大きく下落した。ユーロ円は157.778から157.245まで下落。4時間足20MAを大きく割り込んだ。本日のアジア時間でも、ユーロ円は4時間足20MAより下位に位置しているため、明後日開催のECBに向けてユーロが弱含むのか、注視したいところだ。
本日は、アジア時間の14:00にノルウェー・鉱業信頼感指数、15:00にスウェーデン・生産者物価指数と、欧州時間の16:00にトルコ・景気動向指数、トルコ・設備稼働率、17:00に独・IFO景況指数、フィリピン・失業率、19:00に英・CBI企業動向調査、米国時間の22:00に米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、米・5年債入札がある予定だ。ECBを明後日に控え下落しているユーロの下値余地に、警戒したい。
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