FOMCウィークの週始めの値動きを慎重に静観か

2023.07.24
- 米・シカゴ連銀全米活動指数
- 英・製造業/サービス業PMI
先週末の米国通貨は、米国時間にかけて米ドルの強さが際立ち、米ドルが対ユーロで小幅に上昇した。ユーロ米ドルは1.1144から1.1107まで下落。時間足20MAがレジスタンスとなり、上値が重くなっている。本日のアジア時間でも同様に時間足20MAより下位で推移しているため、米国時間での米ドルの値動きに警戒したい。
欧州通貨は、英・6月小売売上高が発表され、前回値のマイナス2.1からマイナス1.0%へとマイナス幅を縮小したポンドが、対円で上昇した。ポンド円は179.916から182.524まで約2.6円上昇。4時間足20MAを下回っていたが、先週末の上げにより再び4時間足20MAの上位に舞い戻った。ポンド円はさらに日足20MAより上位に位置するようになったため、週明けのポンドの勢いが継続するのか、注視したい。
本日は、欧州時間の16:15に仏・製造業/サービス業PMI、16:30に独・製造業/サービス業PMI、17:00に欧・製造業/サービス業PMI、17:30に英・製造業/サービス業PMI、21:00にメキシコ・消費者物価指数と、米国時間の21:30に米・シカゴ連銀全米活動指数、22:45に米・製造業/サービス業PMI、26:00に米・2年債入札がある予定だ。今週はFOMCとECB、BOJの重要イベントが重なるため、週始めの値動きを慎重に静観したい。
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