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CPIが7.9%に低下し下落しているポンドの下値余地を静観か

相場レポート

CPIが7.9%に低下し下落しているポンドの下値余地を静観か

CPIが7.9%に低下し下落しているポンドの下値余地を静観か
本日のポイント
  1. 独・生産者物価指数
  2. 米・新規失業保険申請件数

前日の米国通貨は、米ドルが対ポンドで上昇した。ポンド米ドルは1.3040から1.2867まで下落。時間足200SMAを大きく割り込み、日足20MAにタッチした時点で下げ止まった。ポンド米ドルは今月に入ってからの上昇が著しく、今年高値を更新した直後の下落となっているため、しばらく調整の値動きが継続するのか、方向性を見極めたいところだ。

欧州通貨は、昨日CPI発表が行われ、前年比で前月の8.7から7.9%に低下したポンドが、対円で約1.8円下落した。ポンド円は181.645から179.826まで下落。消費者物価指数の発表直後から、大きく値を下げた。テクニカル面では、ポンド円は日足20MAより下位に位置しているため、しばらくの下落が継続するのか、静観したい。

本日は、アジア時間の15:00に独・生産者物価指数、スイス・貿易収支、日・工作機械受注と、欧州時間の16:00にトルコ・消費者信頼感指数、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、米国時間の21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量がある予定だ。CPIが低下し下落しているポンドの下値余地を、慎重に見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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