CPIが7.9%に低下し下落しているポンドの下値余地を静観か
2023.07.20
- 独・生産者物価指数
- 米・新規失業保険申請件数
前日の米国通貨は、米ドルが対ポンドで上昇した。ポンド米ドルは1.3040から1.2867まで下落。時間足200SMAを大きく割り込み、日足20MAにタッチした時点で下げ止まった。ポンド米ドルは今月に入ってからの上昇が著しく、今年高値を更新した直後の下落となっているため、しばらく調整の値動きが継続するのか、方向性を見極めたいところだ。
欧州通貨は、昨日CPI発表が行われ、前年比で前月の8.7から7.9%に低下したポンドが、対円で約1.8円下落した。ポンド円は181.645から179.826まで下落。消費者物価指数の発表直後から、大きく値を下げた。テクニカル面では、ポンド円は日足20MAより下位に位置しているため、しばらくの下落が継続するのか、静観したい。
本日は、アジア時間の15:00に独・生産者物価指数、スイス・貿易収支、日・工作機械受注と、欧州時間の16:00にトルコ・消費者信頼感指数、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、米国時間の21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量がある予定だ。CPIが低下し下落しているポンドの下値余地を、慎重に見守りたい。
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