米国時間での指標発表により米ドル高が維持されるのか注目か
2023.07.19
- 米・住宅着工件数
- 米・MBA住宅ローン申請指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・6月鉱工業生産が、前月のマイナス0.2を下回りマイナス0.5%となったことで、米ドルが対円で下落した。米ドル円は138.921から137.667まで下落。一時的に節目の138円を下回った。なお本日のアジア時間では米ドルが最強通貨となっており、米ドル円は139.418まで上昇している。このまま欧州時間にかけての米ドルの上昇が見られるのか、方向性に着目したい。
欧州通貨は、本日の欧・CPI発表を控えているユーロが、対米ドルで拮抗した。ユーロ米ドルは1.1209から1.1274の間で方向感に欠ける展開となり、3日連続で横ばい推移となった。テクニカル面では、ユーロ米ドルは日足RSIが買われすぎサインの70を超過している状態が継続しているものの、下位足の4時間足では20MAが下値サポートとして依然機能している。このまま4時間足20MAのサポートに支えられ、高値圏での値動きが継続するのか、方向性に注目したい。
本日は、15:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数、英・小売物価指数、17:00に南ア・消費者物価指数、18:00に欧・消費者物価指数、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、21:30に米・住宅着工件数、米・建設許可件数、23:30に米・週間原油在庫、25:00に英・ラムスデンBOE副総裁の発言、26:00に米・20年債入札がある予定だ。米国時間での指標発表により米ドル高が維持されるのか、注目したい。
過去の相場レポート
2024.11.22
下落したフラン円の下値余地に要警戒か
2024.11.21
安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か
2024.11.20
地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か
2024.11.19
加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か
2024.11.18
下落しているスイスフランの回復性に注目か
2024.11.15
パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か
2024.11.14
今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か
2024.11.13
対円で上昇したユーロの上値余地を注視か
2024.11.12
上値が重くなったスイスフランの回復性に注目か
2024.11.11
加・雇用統計悪化にて下落した加ドルの回復性に注目か