週末の通貨強弱が明確化するのか米国時間での値動きに注目か

2023.07.21
- 加・小売売上高
- 加・新築住宅価格指数
前日の米国通貨は、昨日発表された米・7月フィラデルフィア連銀景況指数が、前月のマイナス13.7からマイナス13.5に下げ幅を縮小したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は139.125から節目の140円に突入し、140.496をタッチ。本日のアジア時間でも140円台を維持している。米ドル円は昨日の上昇により時間足20MAより上位に躍り出たため、米国時間で米ドルの強さが維持されるのか、注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・7月消費者信頼感指数の速報値が、前月のマイナス16.1からマイナス15.1となったにも関わらず、米国時間の引け間際でユーロが対円で下落した。ユーロ円は156.617から155.854まで下落。4時間足20MAを下抜け、一時75MA付近まで下落した。本日のアジア時間では、円安傾向が戻ってきており、ユーロ円は156.253まで反発している。このまま欧州時間にかけてユーロが上昇するのか、方向性を見極めたい。
本日は、アジア時間の15:00に英・小売売上高と、欧州時間の16:30にタイ・外貨準備高、17:00にフィリピン・小売売上高、19:30に露・政策金利、20:30に印・外貨準備高、米国時間の21:30に加・小売売上高、加・新築住宅価格指数がある予定だ。週末の通貨強弱が明確化するのか、米国時間での値動きを慎重に注視したい。
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