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週末の通貨強弱が明確化するのか米国時間での値動きに注目か

相場レポート

週末の通貨強弱が明確化するのか米国時間での値動きに注目か

週末の通貨強弱が明確化するのか米国時間での値動きに注目か
本日のポイント
  1. 加・小売売上高
  2. 加・新築住宅価格指数

前日の米国通貨は、昨日発表された米・7月フィラデルフィア連銀景況指数が、前月のマイナス13.7からマイナス13.5に下げ幅を縮小したことで、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は139.125から節目の140円に突入し、140.496をタッチ。本日のアジア時間でも140円台を維持している。米ドル円は昨日の上昇により時間足20MAより上位に躍り出たため、米国時間で米ドルの強さが維持されるのか、注目したい。

欧州通貨は、昨日発表された欧・7月消費者信頼感指数の速報値が、前月のマイナス16.1からマイナス15.1となったにも関わらず、米国時間の引け間際でユーロが対円で下落した。ユーロ円は156.617から155.854まで下落。4時間足20MAを下抜け、一時75MA付近まで下落した。本日のアジア時間では、円安傾向が戻ってきており、ユーロ円は156.253まで反発している。このまま欧州時間にかけてユーロが上昇するのか、方向性を見極めたい。

本日は、アジア時間の15:00に英・小売売上高と、欧州時間の16:30にタイ・外貨準備高、17:00にフィリピン・小売売上高、19:30に露・政策金利、20:30に印・外貨準備高、米国時間の21:30に加・小売売上高、加・新築住宅価格指数がある予定だ。週末の通貨強弱が明確化するのか、米国時間での値動きを慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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