月初相場にユーロが対円で上伸するのか注目か

2023.07.03
- スイス・消費者物価指数
- 独・製造業PMI
先週末の米国通貨は、月末金曜日に発表された米・6月ミシガン大消費者信頼感指数の結果が前回値の63.9を上回り64.4となったにも関わらず、米ドルが対円で上値が重くなり、下落した。米ドル円は日足にて7日連続陽線となっていたが、月末最終日に小幅安にて値が引けた。4時間足では20MA直下に位置しており、現在は144.657付近で上方向を目指している。4時間足20MAのサポートが維持されるのか、慎重に見極めたいところだ。
欧州通貨は、先週末に発表された欧・6月消費者物価指数の結果が、前年比で前月の6.1から5.5%へと低下したことから、ユーロが対円で往って来いとなった。ユーロ円は156.708まで下落後、157.879まで反発。上下動を繰り返した。テクニカル的には、ユーロ円は4時間足にて20MAを挟んでの攻防戦となっており、4時間足RSIが70タッチからの下降基調となっている。週明けのユーロが円ベースで下落するのか、慎重に見極めたい。
本日の指標は、15:30にスイス・消費者物価指数、16:00にトルコ・製造業PMI、16:30にスイス・SVME購買担当者景気指数、16:50に仏・製造業PMI、16:55に独・製造業PMI、17:00に欧・製造業PMI、17:30に香港・小売売上高、英・製造業PMI、22:45に米・製造業PMI、23:00に米・建設支出、米・ISM製造業景気指数がある予定だ。ユーロが対円で上伸するのか、方向性を慎重に見極めたい。
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