月末最終日の金曜日に米ドル買いが継続するのか注目か

2023.06.30
- 仏・消費者物価指数
- 米・PCEデフレーター
前日の米国通貨は、昨日発表された米・第1四半期GDPと新規失業保険申請件数の結果が良好だったことから、米ドルが対円で上昇した。米ドル円は一時的に時間足20MAを下回ったものの、すぐに切り返し、144円850付近まで上昇した。本日のアジア時間でも上昇の流れが継続しているが、日足では7日連続陽線となっている。月末最終日に米ドルが上伸するのか、注目したいところだ。
欧州通貨は、昨日発表された独・6月消費者物価指数の速報値が、前年比で前月の6.1を上回り6.4%となったにも関わらず、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.0940から1.0860まで約80pips下落。4時間足200EMAに下値を支持される形で下げ止まった。ユーロ米ドルは、4時間足にてヘッドアンドショルダーの様相を呈しているため、米国時間にて下方向の値動きが見られるのか、警戒したい。
本日は、15:00に英・第1四半期GDP、英・第1四半期経常収支、英・ネーションワイド住宅価格、15:30にスイス・小売売上高、15:45に仏・消費者物価指数と生産者物価指数、16:00にスイス・KOF先行指数、16:55に独・失業率、18:00に欧・消費者物価指数、21:30に加・GDP、米・個人所得、米・PCEデフレーター、22:45に米・シカゴ購買部協会景気指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数がある予定だ。月末最終日の金曜日に米ドル買いが継続するのか、方向性を慎重に注視したい。
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