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米CPI前日の米ドルの値動きに要注目か

相場レポート

米CPI前日の米ドルの値動きに要注目か

米CPI前日の米ドルの値動きに要注目か
本日のポイント
  1. 米・財政収支
  2. 英・マンPC委員の発言

先週末の米国通貨は、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0785から1.0732まで下落。時間足20MAを下抜けての下落となった。テクニカル面では、ユーロ米ドルは本日のアジア時間でも下落しており、時間足20MAに上値をレジストされての下落となっているため、欧州時間でユーロの回復が見られるのか、慎重に注視したいところだ。

欧州通貨は、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は174.278から175.542まで上昇。今年高値を更新した。ポンド円は日足10MAに沿っての強力な上昇トレンドとなっている一方、日足RSIが70を超過しておりダイバージェンスが見られるため、日柄調整の下落が生じるのか、方向性を警戒したい。

本日は、欧州時間の16:00にトルコ・経常収支、トルコ・失業率、21:00に印・消費者物価指数と、米国時間の23:00に英・マンPC委員の発言、24:30に米・3年債入札、26:00に米・10年債入札、27:00に米・財政収支がある予定だ。本日は大きな指標発表は見られないものの、明日の米・CPIと明後日の米FOMCを控えているため、重要指標前のボラティリティの突発的な高まりに警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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