要人発言にて通貨強弱が変化するのか注視か
2023.06.05
- 欧・ラガルドECB総裁の発言
- 欧・サービス業PMI
先週末の米国通貨は、2日(金)に発表された米・5月雇用統計にて、平均時給が前年比で4.4から4.3%へと低下した米ドルが、対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0778から1.0704まで約70pips下落。4時間足20MAを上抜けていたものの、75MAに上値をレジストされる形で反落した。上位足の日足では、ユーロ米ドルは10MAに上値を抑えられる形となっているため、下伸して直近安値を更新するのか、警戒したい。
欧州通貨は、本日サービス業PMIの発表を控えているポンドが、対米ドルで下落した。ポンド米ドルは1.2544から1.2441まで約100pips下落。日足20MAを上抜けた直後での反落となった。ただ、上位足の週足ではポンド米ドルは下値を20MAに支持されているため、下落が継続した場合、まずは支持線の1.2309を割り込むのか、注視したい。
本日は、15:00に独・貿易収支、15:30にスイス・消費者物価指数、16:00にトルコ・消費者物価指数、16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、17:30に英・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に米・ISM非製造業景気指数、米・耐久財受注がある予定だ。要人発言にて通貨強弱が変化するのか、慎重に見極めたい。
過去の相場レポート
2024.11.22
下落したフラン円の下値余地に要警戒か
2024.11.21
安値更新を再びトライしているユーロ米ドルの下値余地に警戒か
2024.11.20
地政学リスクによる通貨強弱性の変化に要注意か
2024.11.19
加・住宅着工件数増加にて上昇した加ドルの上伸性に注目か
2024.11.18
下落しているスイスフランの回復性に注目か
2024.11.15
パウエルFRB議長の発言にて上昇した米ドルの方向性を静観か
2024.11.14
今年安値を更新し昨年安値に迫っているユーロ米ドルの下値余地に注意か
2024.11.13
対円で上昇したユーロの上値余地を注視か
2024.11.12
上値が重くなったスイスフランの回復性に注目か
2024.11.11
加・雇用統計悪化にて下落した加ドルの回復性に注目か