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要人発言にて通貨強弱が変化するのか注視か

相場レポート

要人発言にて通貨強弱が変化するのか注視か

要人発言にて通貨強弱が変化するのか注視か
本日のポイント
  1. 欧・ラガルドECB総裁の発言
  2. 欧・サービス業PMI

先週末の米国通貨は、2日(金)に発表された米・5月雇用統計にて、平均時給が前年比で4.4から4.3%へと低下した米ドルが、対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0778から1.0704まで約70pips下落。4時間足20MAを上抜けていたものの、75MAに上値をレジストされる形で反落した。上位足の日足では、ユーロ米ドルは10MAに上値を抑えられる形となっているため、下伸して直近安値を更新するのか、警戒したい。

欧州通貨は、本日サービス業PMIの発表を控えているポンドが、対米ドルで下落した。ポンド米ドルは1.2544から1.2441まで約100pips下落。日足20MAを上抜けた直後での反落となった。ただ、上位足の週足ではポンド米ドルは下値を20MAに支持されているため、下落が継続した場合、まずは支持線の1.2309を割り込むのか、注視したい。

本日は、15:00に独・貿易収支、15:30にスイス・消費者物価指数、16:00にトルコ・消費者物価指数、16:50に仏・サービス業PMI、16:55に独・サービス業PMI、17:00に欧・サービス業PMI、17:30に英・サービス業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、22:45に米・PMI購買担当者景気指数、22:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、23:00に米・ISM非製造業景気指数、米・耐久財受注がある予定だ。要人発言にて通貨強弱が変化するのか、慎重に見極めたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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