円高基調となったクロス円が回復するのか注目か

2023.06.06
- 独・製造業新規受注
- 加・住宅建設許可
前日の米国通貨は、本日発表予定の住宅建設許可を前に、加ドルが対円で下落した。加ドル円は今年高値の104.590から103.506まで110pips弱下落。時間足75MAタッチで下げ止まった。本日のアジア時間では、時間足20MA直下まで値が回復してきており、上位足の4時間足では20MAに下値をサポートされての反発となっている。このまま欧州時間で円高傾向が回復するのか、慎重に注視したい。
欧州通貨は、本日、独・製造業新規受注の発表を控えたユーロが、対円で下落した。ユーロ円は150.198から149.218まで下落。日足20MAの支持線に守られる形で停滞している。なお日足ベースでは上昇後の三角保ち合いに入りつつあるため、ユーロ円が米国時間で価格が上昇するのか、他通貨との強弱性を注視しつつ、判断したいところだ。
本日は、15:00に独・製造業新規受注、17:00に台湾・消費者物価指数、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・小売売上高、18:30に南ア・実質GDP、21:30に加・住宅建設許可、23:00に加・Ivey購買担当者景況感指数がある予定だ。全般的に円高傾向となった中、米国時間でクロス円が回復するのか、方向性を慎重に見極めたい。
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