クロス円の継続した下落が見られるのか注目か

2023.05.30
- 米・ダラス連銀製造業活動指数
- 加・第1四半期経常収支
前日の米国通貨は、米国市場がメモリアルデーにより休場となる中、加ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ/加ドルは1.4603から1.4535まで下落。今月16日からの日足ボックス相場の下限に到達した。ユーロ/加ドルは、テクニカル面では週足20MA直下まで下落しており、週足200SMAを割り込むような値動きとなっている。このまま加ドルが対ユーロで上昇するのか、欧州時間での方向性に注目したい。
欧州通貨は、ユーロが対円で下落した。ユーロ円は151.067から150.113まで約90pips下落。円高基調となった。ユーロ円は日足ベースにてローソク足が上昇する中、RSIが下落するダイバージェンスとなっているため、欧州時間での指標発表によりさらなる円高傾向が継続するのか、通貨強弱を慎重に注視したいところだ。
本日の指標は、16:00にスイス・第1四半期GDP、スイス・KOF先行指数、トルコ・貿易収支、21:00に南ア・財政収支、21:30に加・第1四半期経常収支、22:00に米・S&P/ケースシラー住宅価格指数、米・第1四半期住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、26:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言がある予定だ。円高基調となっている中、クロス円の継続した下落が見られるのか注意したい。
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