米雇用統計週の週始めの値動きに注意か

2023.05.29
- 英・米・スイスが祝日により休場
- トルコ・経済信頼感指数
先週末の米国通貨は、26日に発表された米・4月PCEコアデフレーターが、前年比で4.6%から4.7%へ上昇したことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0757から1.0701まで下落。日足200EMA付近にて下げ止まった。ユーロ米ドルは、4時間足にて20MAを上値抵抗帯とする下落トレンドが今月4日から継続しているため、欧州時間での継続した下落に警戒したい。
欧州通貨は、先週末に発表された英・4月小売売上高が前年比でマイナス3.1%からマイナス3.0%となったにも関わらず、ポンドが対米ドルで往って来いとなった。ポンド米ドルは1.2311-1.2392の間で乱高下となり、時間足20MAをまたぐ値動きが展開された。テクニカル面では、4時間足にて20MAに沿っての下落トレンドが5月10日から継続しているため、次のサポートラインである1.2279付近まで下伸するのか、注視したい。
本日は、アジア時間の15:00にスウェーデン・家計貸出と、欧州時間の16:00にトルコ・経済信頼感指数、17:30に香港・貿易収支、米国時間の26:00にブラジル・雇用者数、翌7:45にNZ・住宅建設許可がある予定だ。米国時間での指標発表は予定されていない。今週は週末に米・雇用統計を控えているが、雇用統計に向けての米ドルが動くのか、週明けの値動きを慎重に注視したい。
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