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米雇用統計週の週始めの値動きに注意か

相場レポート

米雇用統計週の週始めの値動きに注意か

米雇用統計週の週始めの値動きに注意か
本日のポイント
  1. 英・米・スイスが祝日により休場
  2. トルコ・経済信頼感指数

先週末の米国通貨は、26日に発表された米・4月PCEコアデフレーターが、前年比で4.6%から4.7%へ上昇したことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0757から1.0701まで下落。日足200EMA付近にて下げ止まった。ユーロ米ドルは、4時間足にて20MAを上値抵抗帯とする下落トレンドが今月4日から継続しているため、欧州時間での継続した下落に警戒したい。

欧州通貨は、先週末に発表された英・4月小売売上高が前年比でマイナス3.1%からマイナス3.0%となったにも関わらず、ポンドが対米ドルで往って来いとなった。ポンド米ドルは1.2311-1.2392の間で乱高下となり、時間足20MAをまたぐ値動きが展開された。テクニカル面では、4時間足にて20MAに沿っての下落トレンドが5月10日から継続しているため、次のサポートラインである1.2279付近まで下伸するのか、注視したい。

本日は、アジア時間の15:00にスウェーデン・家計貸出と、欧州時間の16:00にトルコ・経済信頼感指数、17:30に香港・貿易収支、米国時間の26:00にブラジル・雇用者数、翌7:45にNZ・住宅建設許可がある予定だ。米国時間での指標発表は予定されていない。今週は週末に米・雇用統計を控えているが、雇用統計に向けての米ドルが動くのか、週明けの値動きを慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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