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失業率が3.9から4.0%となったポンドの方向性を注視か

相場レポート

失業率が3.9から4.0%となったポンドの方向性を注視か

失業率が3.9から4.0%となったポンドの方向性を注視か
本日のポイント
  1. 英・ベイリーBOE総裁の発言
  2. 米・MBA住宅ローン申請指数

前日の米国通貨は、メスター:クリーブランド連銀総裁が「金利は十分に制限された水準にない」と発言、他の要人からも利下げ期待をけん制する発言が相次いだことから、米ドルが米国時間で最強通貨となった。ユーロ米ドルは1.0904から1.0854まで約50pips下落。時間足75MAが上値レジスタンスとして機能し、反落した。ユーロ米ドルは昨日の下落で4時間足20MAに沿っての下落が継続する形となったため、欧州時間での方向性に警戒したい。

欧州通貨は、昨日発表された英・4月雇用統計にて、失業率が3.9%から4.0%へと0.1ポイント上昇したポンドが、対円で上昇した。ポンド円は169.379から170.834まで約150pips上昇。4時間足下落平行チャネルの上限を、わずかに上抜ける形となった。本日のアジア時間では上方向をトライする値動きとなっているため、欧州時間で再び値が伸びるのか、注目したい。

本日は、欧州時間の18:00に欧・消費者物価指数、18:50に英・ベイリーBOE総裁の発言、20:00に南ア・小売売上高、米・MBA住宅ローン申請指数、20:30にトルコ・住宅価格指数と、米国時間の21:30に加・国際証券取扱高、米・住宅着工件数、米・建設許可件数、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・20年債入札、翌7:45にNZ・第1四半期生産者物価指数がある予定だ。失業率が3.9から4.0%となった英・ポンドの方向性を、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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