米国時間での要人発言にてボラティリティが高まるのか警戒か

2023.05.16
- 米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言
- 独・ZEW景況感調査
前日の米国通貨は、昨日発表された米・5月NY連銀製造業景気指数が、市場予想のマイナス3.8を大幅に下回りマイナス31.8となったことから、米ドルが一時的に対円で下落した。米ドル円は136.319から135.700まで下落。その後往って来いとなったが、本日のアジア時間では上値・下値ともに更新しておらず、時間足20MA直下で停滞している。本日は要人発言を多く控えているため、発言内容にてボラティリティが高まるのか警戒したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・3月鉱工業生産が、前年比で前月の2.0%からマイナス1.4%へと低下したユーロが、対円でわずかに値を上げた。ユーロ円は147.197から148.178まで約90pips上昇。本日のアジア時間では時間足200SMAが上値抵抗帯となり、価格が停滞している。欧州時間にかけてユーロが対円で回復するのか、慎重に注視したい。
本日の指標は、15:00に英・失業率、16:00にトルコ・住宅販売、18:00に独・ZEW景況感調査、欧・第1四半期GDP、21:15に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、21:30に加・消費者物価指数、米・小売売上高、22:15に米・鉱工業生産、米・設備稼働率、23:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、米・バーFRB副議長の発言、25:15に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、27:30に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、28:15に米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言がある予定だ。米国時間での要人発言にてボラティリティが高まるのか、警戒したい。
過去の相場レポート
2025.10.21
対米ドルで下落したユーロの下値余地に要警戒か
2025.10.20
対円で上昇したポンドが欧州時間で上値を伸ばすのか方向性に注意か
2025.10.17
対米ドルで上昇したポンドが伸びていくのか欧州時間での方向性を注視か
2025.10.16
最強となったポンドの勢力が維持されるのか欧州時間での値動きを注視か
2025.10.15
対円で上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.10.14
ベイリーBOE総裁の発言内容でポンドが明確な方向性を示すのか注視か
2025.10.13
加・失業率変わらずも対円で下落した加ドルの下値余地に注目か
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か