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172円台に入ったポンド円が上伸するのか方向性を注視か

相場レポート

172円台に入ったポンド円が上伸するのか方向性を注視か

172円台に入ったポンド円が上伸するのか方向性を注視か
本日のポイント
  1. 米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言
  2. 欧・ECB月例報告

前日の米国通貨は、対円で米ドルが上昇した。米ドル円は136.306から137.717まで上昇。時間足20MAに沿っての大きな上昇トレンドとなった。米ドル円は、テクニカル的には日足200SMAを上抜けており、日足RSIが70手前でのバッファを含んでいる。そのため、日足上昇平行チャネル上限の140円台まで値が伸びるのか、注視したいところだ。

欧州通貨は、ベイリーBOE総裁が「インフレ率2%への目標は揺るぎなく、インフレが根強ければさらなる引き締めが必要」と発言したことから、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は170.792から182.008まで2円弱上昇。5月2日以来の172円タッチとなった。ポンド円は昨日の上昇にて、4時間足下落平行チャネルの上限を完全に上抜けたため、次のレジスタンスである172.300まで値が伸びるのか、注目したい。

本日は、16:45に英・ピルMPC委員の発言、17:00に欧・ECB月例報告、18:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:05に米・ジェファーソンFRB理事の発言、22:30に米・バーFRB副議長の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言がある予定だ。172円台に入ったポンド円が上伸するのか、方向性を慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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