172円台に入ったポンド円が上伸するのか方向性を注視か

2023.05.18
- 米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言
- 欧・ECB月例報告
前日の米国通貨は、対円で米ドルが上昇した。米ドル円は136.306から137.717まで上昇。時間足20MAに沿っての大きな上昇トレンドとなった。米ドル円は、テクニカル的には日足200SMAを上抜けており、日足RSIが70手前でのバッファを含んでいる。そのため、日足上昇平行チャネル上限の140円台まで値が伸びるのか、注視したいところだ。
欧州通貨は、ベイリーBOE総裁が「インフレ率2%への目標は揺るぎなく、インフレが根強ければさらなる引き締めが必要」と発言したことから、ポンドが対円で上昇した。ポンド円は170.792から182.008まで2円弱上昇。5月2日以来の172円タッチとなった。ポンド円は昨日の上昇にて、4時間足下落平行チャネルの上限を完全に上抜けたため、次のレジスタンスである172.300まで値が伸びるのか、注目したい。
本日は、16:45に英・ピルMPC委員の発言、17:00に欧・ECB月例報告、18:15に英・ベイリーBOE総裁の発言、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・フィラデルフィア連銀景況指数、22:05に米・ジェファーソンFRB理事の発言、22:30に米・バーFRB副議長の発言、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、米・ローガン:ダラス連銀総裁の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に加・マックレムBOC総裁の発言がある予定だ。172円台に入ったポンド円が上伸するのか、方向性を慎重に注視したい。
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