対ユーロで下落した米ドルの下値余地に警戒か

2023.04.27
- 米・第1四半期GDP
- 米・コアPCEデフレーター
前日の米国通貨は、昨日発表された米・MBA住宅ローン申請指数が前回値のマイナス8.8%から3.7%となった米ドルが、対ユーロで下落した。ユーロ米ドルは1.0968から1.1094まで上昇。4時間足75MAに下値をサポートされての反発上昇となった。ユーロ米ドルは日足ベースで20MAに沿ってのしっかりとした上昇トレンドが継続しており、RSIのダイバージェンスも見られていないため、欧州時間での上伸に注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・GFK消費者信頼感指数が、前月のマイナス29.5からマイナス25.7へと回復したユーロが、対円で上昇した。ユーロ円は146.454から147.881まで上昇。4時間足75MAにタッチしたのち反発した。ユーロ円は4時間足にて三尊天井を形成しつつあり、RSIがダイバージェンスとなっている。そのため、米国時間での反落に警戒したい。
本日は、16:00にトルコ・経済信頼感、20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量、24:00に米・カンザスシティ連銀製造業活動指数、26:00に米・7年債入札がある予定だ。対ユーロで下落した米ドルの下値余地に警戒したい。
過去の相場レポート
2025.07.23
急回復が著しいユーロポンドの上伸性を静観か
2025.07.22
日本円に続いて強含んだユーロの上伸性を静観か
2025.07.21
週明けのユーロを含めた通貨強弱性に注目か
2025.07.18
上値が重くなったスイスフランの回復余地を静観か
2025.07.17
反発上昇が見られたポンド米ドルの持続性を注視か
2025.07.16
弱含んだユーロの回復余地を注視か
2025.07.15
続落したポンド米ドルの回復余地に注目か
2025.07.14
失業率低下にて上昇した加ドル円の上値余地に警戒か
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か