FOMCにて米ドルが方向性を明確にするのか静観か
2022.12.14
- 米・FOMC政策金利と声明発表
- 英・消費者物価指数(CPI)
前日の米国通貨は、昨日発表された米・11月消費者物価指数が前月の7.7%から7.1%へと大幅低下したことで、米ドルが下落した。ユーロ米ドルは1.0527から1.0673まで約140pips上昇。今年6月9日以来の高値圏へと踊り出た。テクニカル的にも、ユーロ米ドルは日足200SMAを実体足で上抜けたあと、10MAに下値をサポートされる形で上昇しているため、日柄調整後に上昇基調へと入っていくのか注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された独・12月ZEW景況感調査が市場予想のマイナス27.0からマイナス23.3となったことで、小幅に下落していたユーロポンドが往って来い相場となった。ユーロポンドは0.8560まで下落後、0.8605まで上昇。本日のアジア時間でも上昇し、0.8615をタッチした。日足ベースでは200SMAが下値サポートとなっているため、反発が入るのか注視したい。
本日の指標は、16:00に英・消費者物価指数、英・小売売上高、16:30にスイス・生産者輸入価格、17:00に南ア・消費者物価指数、19:00に欧・鉱工業生産、21:00に米・MBA住宅ローン申請指数、22:30に加・製造業出荷、米・輸入物価指数、24:30に米・週間原油在庫、28:00に米・FOMC政策金利と声明発表、28:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。FOMCにて米ドルが方向性を明確にするのか、慎重に静観したい。
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