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英・ピルMPC委員の発言内容に要注意か

相場レポート

英・ピルMPC委員の発言内容に要注意か

英・ピルMPC委員の発言内容に要注意か
本日のポイント
  1. 加/米・雇用統計
  2. 英・ハリファックス住宅価格

前日の米国通貨は、ドルインデックスが105.8へと低下し、ユーロ米ドルが1.0154から1.0253まで上昇した。昨日発表された米・6月貿易収支は796億ドルとなり、3ヶ月連続で赤字額が減少した一方、イングランド銀行が10-12月期にCPIが13%台へ達しリセッション入りするとの予想を発表したことが米国でも嫌気され、米ドル売りとなった。

欧州通貨は、昨日政策金利を1.75%へと6会合連続で引き上げたポンドが、政策金利の発表直後に急落した。特に対円での下落が著しく、ポンド円は163.953から161.110まで約2.8円下落。本日のアジア時間でも反発できずに下値付近で停滞している。ポンド円は日足RSIが4月19日以降下降トレンドになっているため、欧州時間にかけての下伸に警戒したい。

本日は、アジア時間の15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数と、欧州時間の20:15に英・ピルMPC委員の発言、21:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、米国時間の21:30に加/米・雇用統計、23:00に加・Ivey購買部協会指数、28:00に米・消費者信用残高がある予定だ。英・ピルMPC委員の発言内容に注意しつつ、通貨強弱を見守りたい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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