レンジ相場を脱却しないユーロ米ドルの値動きに注目か

2022.08.08
- 欧米ともに重要な指標発表はない
- 日本のお盆休みによる急激なボラティリティの変化に警戒
先週末の米国通貨は、7月の米・雇用統計が大幅に改善されたことを受け、最強通貨となった。また、米ボウマンFRB理事が「インフレ率の持続的な低下が確認できるまでは0.75%の利上げを検討すべき」と発言。米ドル高に拍車がかかった。ユーロ米ドルは1.0251から1.0140まで約110pips下落。ユーロ米ドルは7月19日からの日足ベースでのレンジが継続しているため、1.0106-1.0286でのレンジ内の値動きに注目したい。
欧州通貨は、ユーロに加えてポンドが対米ドルで弱含み、ポンド米ドルは1.2169から1.2003まで160pipsもの下落となった。週明けのアジア時間では、ポンド米ドルは小反発をしており1.2076付近で推移しているが、時間足20MAがレジスタンスとなり、再び下落局面に戻るのか、慎重に判断したいところだ。
本日は、欧州時間・米国時間ともに注目度の高い指標発表は予定されていない。今週は日本がお盆期間となり、薄商いが予想されるため、板が薄い時間帯での急激なボラティリティの変化に警戒したい。また、明後日には米・CPIが発表予定となっているため、CPIに向けての米ドルの値動きを慎重に静観したい。
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