弱含んでいるユーロがFOMCで米ドルに追従するのか注視か

2022.07.27
- 米・FOMC政策金利と声明発表
- 米・中古住宅販売保留
前日の米国通貨は、昨日発表された米・アルファベットの四半期決算の悪化や、GMが前年比で4割減益となり株価下落となった中で、米ドルが堅調に推移した。ドルインデックスは107を回復しており、ポンド米ドルは1.2089から1.1963まで120pips以上下落した。しかしながら本日のアジア時間に入り米ドルは失速しており、ポンド米ドルは現在1.2060付近で上値を目指す値動きとなっている。
欧州通貨は、天然ガスの供給懸念が広がっているユーロが失速した。米ドル円が下落を持ち堪える中、ユーロ円は139.811から138.136まで160pips以上下落。今週安値を更新している。テクニカル面では、ユーロ円は4時間足20MAに沿って下落しており、ボリンジャーバンドのマイナス3σまで余力があるため、このまま下落が継続するのか慎重に判断したい。
本日は、アジア時間の15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・消費者信頼感指数と、欧州時間の20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、米国時間の21:30に米・耐久財受注、米・卸売在庫、23:00に米・中古住宅販売保留、23:30に米・週間原油在庫、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見、米市場の引け後にメタの決算がある予定だ。FOMCによりユーロが米ドルの値動きに追従するのか、慎重に見極めたい。
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