対米ドルで上昇しているポンドの勢力は継続なるか
2022.07.26
- 米・リッチモンド連銀製造業指数
- 米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数
前日の米国通貨は、対欧州で弱含み、ポンド米ドルは1.1959から1.2086まで上昇した。テクニカル的には、ポンド米ドルは4時間足200SMA直下に位置しているが、週足ではボリンジャーバンドのマイナス2σにタッチしRSIも32と低水準のため、反発上昇が継続して入るのか、注視したいところだ。
欧州通貨は、昨日発表された独・7月Ifo景況感指数が前回値を下回り88.6と2年振りの低水準となったことで、ユーロが対オセアニアで下落した。ユーロ豪ドルは1.4802から1.4677まで約130pips下落。本日のアジア時間でも下値を試す動きとなっている。ユーロ豪ドルは、直近安値の1.4602を下抜けるとサポートを失い下落に拍車がかかる可能性があるため、方向性を慎重に注視したい。
本日は、欧州時間の19:00に英・CBI流通取引調査、20:30にトルコ・住宅価格指数と、米国時間の22:00に米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、新築住宅販売件数、リッチモンド連銀製造業指数、26:00に米・5年債入札がある予定だ。強含んでいるポンドが対米ドルで反発し上昇するのか、注意深く見守りたい。
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