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42年振り高値となっているフラン円の高値余地に要警戒か

相場レポート

42年振り高値となっているフラン円の高値余地に要警戒か

42年振り高値となっているフラン円の高値余地に要警戒か
本日のポイント
  1. 独・GFK消費者信頼感調査
  2. 米・消費者信頼感指数

前日の米国通貨は、対ユーロで弱含む上昇が継続し、ユーロ米ドルは1.054から1.061まで約70pipsの上昇となった。ユーロ米ドルは時間足で直近高値の1.060を超えており、4時間足で少しずつ上値を更新している。このまま上昇が継続し、4時間足での200SMAをしっかりと上抜けるのか、注視したい。

欧州通貨は、スイスフランが強い展開となっており、フランは対円・対米ドルともに上昇している。特に42年振りの高値圏で推移しているフラン円は、先週22日の高値である141.887に迫る勢いで上昇しており、本日のアジア時間では141.562付近で推移している。時間足で20MAにしっかりと下値を支えられているため、このまま上昇が継続するのか、十分に注意したい。

本日は、アジア時間の15:00に独・GFK消費者信頼感調査、15:45に仏・消費者信頼感指数と、欧州時間の17:00に欧・ラガルドECB総裁の発言、19:00に英・カンリフBOE副総裁の発言、米国時間の21:30に米・卸売在庫(速報値)、22:00に米・S&P/ケース・シラー住宅価格指数、23:00に米・消費者信頼感指数、米・リッチモンド連銀製造業指数、米・デイリー:サンフランシスコ連銀総裁の発言、26:00に米・7年債入札が控えている。上昇しているフラン円の高値余地に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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