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英・米・欧の中銀総裁の要人発言に注意か

相場レポート

英・米・欧の中銀総裁の要人発言に注意か

英・米・欧の中銀総裁の要人発言に注意か
本日のポイント
  1. 英・ベイリーBOE総裁の発言
  2. 米・パウエルFEB議長の発言

前日の米国通貨は、対オセアニア・欧州・日本ともに強含み、最強通貨となった。特に対ユーロでの上昇が著しく、ユーロ米ドルは1.0606から1.0502まで約100pipsの下落となった。昨日の米国時間にかけての急落が著しく、本日のアジア時間でも同様の値動きとなっている。ただ、ユーロ米ドルは上向き上昇並行チャネル下限の1.0502で反発が入っているため、上昇トレンドに戻るのか、注視したい。

欧州通貨は、ユーロ・ポンドともに対米ドルで下落した。昨日、ラガルドECB総裁が「7月会合で0.25ポイントの利上げ準備があるが、インフレ抑制が必要な場合、より踏み込んだ行動をとる用意がある」と発言。利上げ観測もむなしくユーロは対米ドル・対円で下落した。ユーロ円は今年高値をわずかに更新するも往って来いとなり、144.276から142.801までの下落となった。

本日は、欧州時間の16:00にトルコ・経済信頼感、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00に独・消費者物価指数(速報値)と、米国時間の21:30に米・第1四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、22:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、欧・ラガルドECB総裁の発言、米・パウエルFEB議長の発言、23:30に米・週間原油在庫、24:30に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、26:05に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言が控えている。今晩22:00からの要人発言に注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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