英・米・欧の中銀総裁の要人発言に注意か

2022.06.29
- 英・ベイリーBOE総裁の発言
- 米・パウエルFEB議長の発言
前日の米国通貨は、対オセアニア・欧州・日本ともに強含み、最強通貨となった。特に対ユーロでの上昇が著しく、ユーロ米ドルは1.0606から1.0502まで約100pipsの下落となった。昨日の米国時間にかけての急落が著しく、本日のアジア時間でも同様の値動きとなっている。ただ、ユーロ米ドルは上向き上昇並行チャネル下限の1.0502で反発が入っているため、上昇トレンドに戻るのか、注視したい。
欧州通貨は、ユーロ・ポンドともに対米ドルで下落した。昨日、ラガルドECB総裁が「7月会合で0.25ポイントの利上げ準備があるが、インフレ抑制が必要な場合、より踏み込んだ行動をとる用意がある」と発言。利上げ観測もむなしくユーロは対米ドル・対円で下落した。ユーロ円は今年高値をわずかに更新するも往って来いとなり、144.276から142.801までの下落となった。
本日は、欧州時間の16:00にトルコ・経済信頼感、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:00に独・消費者物価指数(速報値)と、米国時間の21:30に米・第1四半期GDP、米・個人消費、米・コアPCEデフレーター、22:00に英・ベイリーBOE総裁の発言、欧・ラガルドECB総裁の発言、米・パウエルFEB議長の発言、23:30に米・週間原油在庫、24:30に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言、26:05に米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言が控えている。今晩22:00からの要人発言に注意したい。
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