欧米のPMI(速報値)による価格変動を注視か

2022.06.23
本日のポイント
- 欧・製造業/サービス業PMI
- 独・ナーゲル独連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、一時ドルインデックスが103まで下落となり、対欧州で弱含む展開となった。昨日発表された米・MBA住宅ローン申請者数は、前週から4.2%増加し、利上げ前の住宅ローン申請の駆け込み需要が見られた。ユーロ米ドルは1.046から1.060まで約130pips上昇。4時間足で高値を切り上げる展開となっている。
欧州通貨は、弱含んでいたポンドが対米ドルで小幅上昇となり、ポンド米ドルは1.216から1.231まで上昇した。しかしながら、4時間足では依然75MAに上値を抑えられる形が継続しており、下値が完全に切り上がった訳ではないため、このまま上昇が継続するかは慎重に判断したいところだ。
本日は、16:15に仏・製造業/サービス業PMI(速報値)、16:30に独・製造業/サービス業PMI(速報値)、17:00に欧・製造業/サービス業PMI(速報値)、17:30に英・製造業/サービス業PMI(速報値)、20:00にトルコ・TCMB政策金利発表、21:30に米・新規失業保険申請件数、米・第1四半期経常収支、22:45に米・製造業/サービス業PMI(速報値)、23:00に米・パウエルFRB議長の議会証言、23:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、24:00に米・週間原油在庫が控えている。欧米のPMI(速報値)による価格変動に警戒したい。