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再び167円台に入ったポンド円の動向に要警戒か

相場レポート

再び167円台に入ったポンド円の動向に要警戒か

再び167円台に入ったポンド円の動向に要警戒か
本日のポイント
  1. 米・パウエルFRB議長の議会証言
  2. 米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言

前日の米国通貨は、米国の連休明けもあり活発な値動きとなり、対円で強含む展開となった。ただ、クロス円が全般的に上昇しており円が最弱通貨となったため、昨日の流れが本日も踏襲されるかは、慎重に判断したい。なお米ドル円は、昨日安値の134.862から136.707まで約180pipsの上昇となった。対欧州では、往って来い相場となった。

欧州通貨は、本日消費者物価指数の発表を控えたポンドが、米ドル同様対円で強含んでおり、ポンド円は165.189から167.817まで約260pipsの上昇となった。今月9日につけた168.728の高値と、先週16日の安値である159.992を結んだフィボナッチ・リトレースメントの78.6%を優に超えているため、このまま円安が継続し今年高値を更新するのか、警戒したい。

本日は、アジア時間の15:00に英・消費者物価指数、英・生産者物価指数と、欧州時間の17:40に英・カンリフBOE副総裁の発言、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、米国時間の21:30に加・消費者物価指数、22:00にスイス・ジョーダンSNB総裁の発言、米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、22:30に米・パウエルFRB議長の議会証言、23:40に加・ロジャースBOC上級副総裁の発言、25:50に米・エバンス:シカゴ連銀総裁の発言、26:00に米20年債入札、26:30に米・ハーカー:フィラデルフィア連銀総裁の発言が控えている。再び167円台に入ったポンド円の動向に警戒したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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