PMIの悪化で下落しているユーロの動向に警戒か

2022.06.24
- 独・Ifo景況感指数
- 米・ミシガン大消費者信頼感指数
前日の米国通貨は、米10年債利回りの低下から上値が重くなり、対円・対ポンドで下落した。米ドル円は136.171から134.265まで約2円下落。時間足での200SMAサポートを下抜ける結果となった。本日のアジア時間では134.739付近でのもみ合い推移となっている。4時間足ではRSIが30に向けての下落となっているため、このまま下落が継続となるのか、欧州時間からの値動きに注目したい。
欧州通貨は、米ドル以上に弱含む展開となり、昨日のPMI発表を受け急落。ユーロ米ドルは1.0580から1.0483まで約100pipsの下落した。昨日のPMI発表では、独・欧・英ともに前回値からの低下となった。ただ、ユーロ米ドルは4時間足で下限1.0466・上限1.0606とするレンジ推移に突入したため、しばらくは様子見ムードの方が良さそうだ。
本日は、アジア時間の15:00に英・小売売上高と、欧州時間の16:00にトルコ・景気動向指数と設備稼働率、17:00に独・Ifo景況感指数、20:30に豪・ロウRBA総裁の発言、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言、米国時間の22:30に英・ピルMPC委員の発言、22:45に英・ハスケルMPC委員の発言、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、米・新築住宅販売件数が控えている。PMIの悪化で下落しているユーロの動向に警戒したい。
過去の相場レポート
2025.10.13
加・失業率変わらずも対円で下落した加ドルの下値余地に注目か
2025.10.10
対米ドルで軟化したユーロの下値余地に警戒か
2025.10.09
対米ドルで下落したポンドの下伸性に注意か
2025.10.08
対円で上昇し年初来高値を更新したポンド円の上値余地に要警戒か
2025.10.07
日本に次いで弱含んだユーロの下値余地に警戒か
2025.10.06
対円で上昇したユーロが上値を伸ばすのか方向性に注目か
2025.10.03
対円で下落したポンドが続落するのか欧州時間での値動きに注意か
2025.10.02
米政府機関閉鎖に伴う市場リスクに要警戒か
2025.10.01
対円で下落したユーロの軟化が継続するのか注視か
2025.09.30
上昇トレンド下で反落したユーロ円の回復余地に注目か