ECB前日のユーロの動向を注視か
2022.06.08
- 英・建設業PMI
- 米・MBA住宅ローン申請指数
前日の米国通貨は、対欧州で弱含み、ポンド米ドルは1.243から1.259まで170pipsの上昇となった。昨日発表された英・サービス業PMIが市場予想の51.8に対し53.4となり、ポンドが強含んだことで、米ドルが押される形となった。ただポンド米ドルは日足ベースでは下限を1.243とし、上限を1.259とするレンジ推移となっているため、上昇が継続するのか慎重に判断したい。
欧州通貨は、明日のECB政策金利発表を前に若干の強気相場となっており、ユーロ米ドルは1.065から1.071まで上昇した。しかしながら、日足75MAに上値を抑えられているため、下落が日足20MA付近である1.066辺りで止まるかが焦点となるだろう。まずは日足75MAの1.077を実体足で超えられるのかに注視したい。
本日は、アジア時間の14:45にスイス・失業率、15:00に独・鉱工業生産、英・ハリファックス住宅価格、15:45に仏・貿易収支、仏・経常収支と、欧州時間の16:35に日・黒田日銀総裁の発言、17:30に英・建設業PMI、18:00に欧・第1四半期GDP、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、米国時間の23:00に米・卸売在庫、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・10年債入札が控えている。明日のECBを前にどのような値動きとなるのか、ユーロの動向を注視したい。
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