ECBでのラガルド総裁の発言内容に注目か

2022.04.14
- 欧・ECB政策金利と声明発表
- 米・小売売上高
前日の米国通貨は、対欧州で弱含んだものの対円で健闘し、米ドル円は一時20年振り高値の126.31まで上昇した。しかしながら、強含んでいるのは対円のみとなり、ユーロ米ドルは1.080から1.091まで100pips以上の上昇となっている。テクニカル面では、ユーロ米ドルは直近高値の1.093のレジスタンスラインを実体足で超えられた場合、再び上昇傾向となるのか注視したい。
欧州通貨は、クロス円の中でもユーロ円が底堅い推移となり、ユーロ円は136.86まで上昇した。本日のECB政策金利発表を控え、ユーロが底堅い推移を見せている。本日の政策金利発表では利上げ予測はないものの、今後の見通しについてどのようなスタンスになるのか、ラガルドECB総裁の発言に注目したいところだ。
本日は、欧州時間の20:00にトルコ・TCMB政策金利と声明発表、20:45に欧・ECB政策金利と声明発表と、米国時間に入った21:30に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、加・製造業出荷と卸売売上高、米・新規失業保険申請件数、米・小売売上高、米・輸入物価指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数(速報値)、28:50に米・メスター:クリーブランド連銀総裁の発言が控えている。ラガルドECB総裁の発言に注意しつつ、ユーロの動向に注目したい。
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