地政学リスク下で上昇しているユーロに注目か

2022.03.18
- 加・国際証券取扱高
- 米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言
前日の米国通貨は、米10年債利回りが横ばい推移なこともあり軟調に推移。ユーロ米ドルは1.100から1.113まで続伸した。テクニカル的には、ユーロ米ドルは上昇後4時間足200EMAに上値を抑えられる形で調整下落となっているため、1.100付近までのリテストを考慮しつつ上値追いとなるのか見極めたいところだ。
欧州通貨は、ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する懸念が払拭されない中、失速したポンドに対しユーロが上昇。ユーロポンドは0.836から今月高値の0.845まで約900pips上昇した。ユーロポンドは今月に入り0.839ミドルでのレンジ相場が継続していたが、昨日からの流れで上昇となるのか注目したい。
本日は、欧州時間の19:00に欧・貿易収支と、米国時間に入った21:30に加・小売売上高と加・国際証券取扱高、23:00に米・中古住宅販売件数、米・景気先行指数、25:00に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言、26:20に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、27:00に米・ボウマンFRB理事の発言が予定されている。上昇しているユーロの方向性に注目しつつ、通貨強弱を静観したい。
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