米ドルの反落は落ち着くのか

2021.10.04
- トルコ・生産者物価指数
- 米・製造業新規受注
先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは、75.7ドルまで上昇しており、ゴールドは1,760ドル台へと小幅上昇している。なお、石炭価格も上昇しており、最高値を更新した。背景に、中国が資源確保の取り組みを強化するとの報道がある。
また、先週末金曜日に発表された米・8月個人消費支出物価指数(前月比)は、0.2の予想に対し0.3となり、新学期に向けた消費が活発化したことが伺えた。しかしながら、米ドルの反落は先週末の米国時間も継続し、米ドル円は、111.01付近での推移となっている。ただ、米ドル円は時間足で200MA真上に位置しているため、反発が入るのか、注視したいところだ。
本日は、アジア時間の15:30にスイス・小売売上高、スイス・消費者物価指数、欧州時間の16:00にトルコ・生産者物価指数、米国時間の21:30に加・住宅建設許可、23:00に米・製造業新規受注、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言が予定されている。今週末には米・雇用統計を控え、米ドルへの視線が高まるため、欧州通貨との関連性を注視しつつ、週始めの価格動向を静観したい。
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