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米ドルの反落は落ち着くのか

相場レポート

米ドルの反落は落ち着くのか

米ドルの反落は落ち着くのか
本日のポイント
  1. トルコ・生産者物価指数
  2. 米・製造業新規受注

先週末は、米国市場で、主要株価指数3銘柄がそろって上昇となり、株高・金利安・原油高の相場展開となった。原油WTIは、75.7ドルまで上昇しており、ゴールドは1,760ドル台へと小幅上昇している。なお、石炭価格も上昇しており、最高値を更新した。背景に、中国が資源確保の取り組みを強化するとの報道がある。

また、先週末金曜日に発表された米・8月個人消費支出物価指数(前月比)は、0.2の予想に対し0.3となり、新学期に向けた消費が活発化したことが伺えた。しかしながら、米ドルの反落は先週末の米国時間も継続し、米ドル円は、111.01付近での推移となっている。ただ、米ドル円は時間足で200MA真上に位置しているため、反発が入るのか、注視したいところだ。

本日は、アジア時間の15:30にスイス・小売売上高、スイス・消費者物価指数、欧州時間の16:00にトルコ・生産者物価指数、米国時間の21:30に加・住宅建設許可、23:00に米・製造業新規受注、米・ブラード:セントルイス連銀総裁の発言が予定されている。今週末には米・雇用統計を控え、米ドルへの視線が高まるため、欧州通貨との関連性を注視しつつ、週始めの価格動向を静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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