原油価格下落でオセアニア通貨下伸か

2021.09.20
- 加・住宅価格指数
- 独・生産者物価指数
先週末は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって下落となり、株安・金利高・原油安の相場展開となった。恐怖指数(VIX)は再び上昇し、節目の20を超えて20.8の水準となっている。ラッセル2000は引けにかけ持ち直し、2,236付近での推移だ。
為替市場は、原油価格の下落に伴い、資源国通貨である豪ドルの上値が重く、下落傾向が続く状況となっている。豪ドル米ドルは、3日続落しており、先週末金曜日の高値である0.731から0.723まで下落し、本日のアジア時間でも大きく下伸している。テクニカル的には、直近安値である0.714で反発が入るのか、しっかりと見極めたいところだ。
本日は、15:00に独・生産者物価指数、21:30に加・住宅価格指数、23:30に米・NAHB住宅市場指数が予定されている以外は、特に目立った重要指標や要人発言は予定されていない。今週は、中国が中秋節で22日まで休場のほか、22日(水)に米・FOMC、23日(木)に英・政策金利発表、24日に米・新築住宅販売件数が予定されている。原油価格動向にも注意しつつ、週始めの値動きを注視したい。
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