来週のFOMCに向け、米ドルの躍進は続くのか

2021.09.17
- 英・小売売上高
- 米・ミシガン大消費者信頼感指数
昨日は、米国市場で株価が引けにかけ上昇したものの、前日終値は上回らず、株安・金利高・原油安の相場展開となった。米10年債利回りは大きく上昇し、1.34%付近となっている。原油WTIは反落し、72.29ドル台、ゴールドは米債利回りの上昇に伴い反落となり、1,756ドル台となっている。
ドルインデックスが92.9と小幅に上昇しており、米ドルが躍進している。直近で反発していた豪ドルは、米ドルの強さに押される形で下落となり、0.734から0.727まで下伸した。日足ベースでは、20MAにきれいに頭を抑えられる形で下落しているため、昨日の下落が継続するのか、慎重に注視したい局面だ。豪ドル円は、昨日小幅に下落したものの、本日のアジア時間で持ち直しており、現在は80.06付近となっている。
本日の指標は、15:00に英・小売売上高、18:00に欧・消費者物価指数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数が予定されている。ここへ来て再び強含んでいる米ドルを筆頭に、来週の米・FOMCを控え、週末の各国の通貨強弱がどのように動くのか、しっかりと静観したい。
過去の相場レポート
2025.07.11
対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か
2025.07.10
高値更新を継続しているスイスフランの上伸性に注目か
2025.07.09
対米ドルで反発したユーロの勢いが継続するのか方向性に注意か
2025.07.08
連休明けに強含んだ米ドルの上値余地に要警戒か
2025.07.07
対豪ドルで上昇したユーロの上伸性に注目か
2025.07.04
米国市場が休場中に欧州通貨が優位性を見せるのか注視か
2025.07.03
米雇用統計による通貨強弱に要警戒か
2025.07.02
上昇が継続しているスイスフランの上値余地を静観か
2025.07.01
弱含んだポンドが米国時間で回復するのか方向性に注目か
2025.06.30
年初来高値を更新しているユーロ米ドルの上値余地に注目か