世界的株安からの脱却となるか

2021.09.21
- 米・20年債入札
- 米・住宅着工件数
昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフ相場となった。債券は買われ、米10年債利回りは1.32%まで下落。中国の不動産開発大手・中国恒大集団でのデフォルトリスクが波及し、世界的な株安となった。恐怖指数(VIX)は、23.5まで急上昇している。ゴールドは反発し、1,764ドル台での推移だ。
為替市場は、若干の円高傾向となっているが、明日の米・FOMCを前に欧州通貨と米ドルは拮抗状態となっており、ユーロ米ドルは1.170−1.175の間で膠着感が強まっている。ただ、ユーロはポンドに対しては強含んでおり、昨日急落があったポンドを尻目に、ユーロポンドは0.853から0.859まで上昇している。
本日は、15:00にスイス・貿易収支、日・工作機械受注、19:00に英・CBI企業動向調査、21:30に米・住宅着工件数、米・建設許可件数、米・第2四半期経常収支、26:00に米・20年債入札が予定されている。中国市場が休場の中、ここへ来て一気にリスクオフムードが強まっているが、9月後半の為替相場がどう動くのか、慎重に注視したい。
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