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世界的株安からの脱却となるか

相場レポート

世界的株安からの脱却となるか

世界的株安からの脱却となるか
本日のポイント
  1. 米・20年債入札
  2. 米・住宅着工件数

昨日は、米国市場で主要株価指数3銘柄がそろって続落となり、株安・金利安・原油安のリスクオフ相場となった。債券は買われ、米10年債利回りは1.32%まで下落。中国の不動産開発大手・中国恒大集団でのデフォルトリスクが波及し、世界的な株安となった。恐怖指数(VIX)は、23.5まで急上昇している。ゴールドは反発し、1,764ドル台での推移だ。

為替市場は、若干の円高傾向となっているが、明日の米・FOMCを前に欧州通貨と米ドルは拮抗状態となっており、ユーロ米ドルは1.170−1.175の間で膠着感が強まっている。ただ、ユーロはポンドに対しては強含んでおり、昨日急落があったポンドを尻目に、ユーロポンドは0.853から0.859まで上昇している。

本日は、15:00にスイス・貿易収支、日・工作機械受注、19:00に英・CBI企業動向調査、21:30に米・住宅着工件数、米・建設許可件数、米・第2四半期経常収支、26:00に米・20年債入札が予定されている。中国市場が休場の中、ここへ来て一気にリスクオフムードが強まっているが、9月後半の為替相場がどう動くのか、慎重に注視したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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