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円高・フラン安は継続なるか

相場レポート

円高・フラン安は継続なるか

円高・フラン安は継続なるか
本日のポイント
  1. 独・生産者物価指数
  2. スイスフランが下落

昨日は、米国市場でナスダックが反発上昇となったがダウ平均は続落し、株価横ばい・商品安・米ドル高の展開となった。恐怖指数(VIX)は17.5と安定しており、BTC/USDは40,000ドルを再び割り込み、現在は37,800ドル台での推移となっている。また、29,000円を割り込んでいた日経平均は29,000円台を回復し、現在は29,076円となっている。

為替市場は、昨日の欧州時間からスイスフランが急落した。フラン円は121.87から119.93まで100pipsほど値を下げ、アジア時間の現在も安値圏でのもみ合い推移となっている。米ドルフランは上昇し、0.900から0.918まで上伸、今年4月後半以来の高値圏となっている。

本日の指標は、15:00に英・小売売上高と独・生産者物価指数、15:30に黒田日銀総裁の記者会見が予定されている他は、特に大きな指標発表と要人発言は予定されていない。重要イベントがない分、素直な値動きになりやすいため、通貨強弱をしっかりと見極めつつ、価格動向を静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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