ダウ平均高値更新で米ドルの方向性に注目か

2021.04.16

本日のポイント

米・ミシガン大消費者信頼感指数
ダウ平均が最高値を更新

昨日は、ダウ平均が史上最高値を更新し、株高・ドル安・金利安のリスクオン相場となった。原油は約1ヶ月ぶりに63.6まで上昇、ゴールドも米ドルに反比例して上昇し、現在は1764ドル付近で推移している。昨日発表された米・4月フィラデルフィア連銀製造業景気指数が50.2と、48年ぶりの高水準となったことが好感された。

為替市場は、クロス円が上昇傾向の通貨と下降傾向のものに分かれており、ユーロ円と米ドル円が小じっかり、ポンド円が上値を切下げ停滞ムードとなっている。ユーロポンドが上昇、ポンド米ドルが下落となっているため、念のためポンド円の下落に警戒したい。

本日は、18:00に欧・消費者物価指数と貿易収支、英・カンリフBOE副総裁/ウッズBOE副総裁の発言、20:30にトルコ・住宅価格指数、21:15に加・住宅着工件数、21:30に米・住宅着工件数と建設許可件数、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数、23:45に米・カプラン：ダラス連銀総裁の発言が予定されている。直近の株高・金利安の影響が為替市場にどう出るのか、注視したい。

桜井慶介

著者：桜井慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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