対円で下落したスイスフランの下値余地に注目か
2025.10.30
- 独・第3四半期GDP
- 欧・ECB政策金利と声明発表
前日の米国通貨は、昨日の米FOMCにより0.25%の利下げが実施された米ドルが、対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.1665から1.1578まで下落。時間足ボリンジャーバンド+2σから-3σまで低下した。4時間足では、200EMAが上値抵抗帯となり価格が低下しており、日足では20MAに沿って上値を抑えられている最中だ。なお、本日のアジア時間では米ドルが再び軟化しているため、欧州時間での方向性に注目したい。
欧州通貨は、スイスフランが対円で下落した。フラン円は191.943から190.503まで下落。時間足200SMAのサポートラインを実体足で大きく下抜けた。4時間足では、すでに20MAより下位へと移行しており、日足では10MAに沿っての上昇トレンド継続が割れつつあるところだ。なお日足RSIは76まで高騰しているため、一旦の調整が継続するのか注視したい。
本日は、正午ごろに日・BOJ政策金利と声明発表、15:30に仏・第3四半期GDP、仏・消費者支出、日・植田日銀総裁の記者会見、17:00にスイス・KOF先行指数、17:55に独・失業率、18:00に独・第3四半期GDP、19:00に欧・第3四半期GDP、22:00に独・消費者物価指数、22:15に欧・ECB政策金利と声明発表、22:45に欧・ラガルドECB総裁の記者会見、22:55に米・ボウマンFRB副議長の発言、23:30に米・週間天然ガス貯蔵量がある予定だ。対円で下落したスイスフランの下値余地に注目したい。
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