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往って来いとなったポンド米ドルの回復余地を静観か

相場レポート

往って来いとなったポンド米ドルの回復余地を静観か

往って来いとなったポンド米ドルの回復余地を静観か
本日のポイント
  1. 日・鉱工業生産
  2. 米・ハマック:クリーブランド連銀総裁の発言

前日の米国通貨は、米ドルが対円で下落した。米ドル円は156.161から154.943まで下落。時間足20MAに沿って下落した。4時間足では、200SMAの下値支持線直下まで価格が落ちており、日足ではサポートされていた20MAを一時的に下抜けた。なお本日のアジア時間では約30pipsの反発にとどまっている。

欧州通貨は、ポンドが対米ドルで往って来いとなった。ポンド米ドルは1.3354から1.3438まで上昇。時間足20MAに沿っての上昇後に急落した。4時間足では、ボリンジャーバンド+3σへのタッチから急落が入っており、日足では今年10月20日以来の水準からの反落が見られている最中だ。週足では20MAより上位水準を維持している。

本日の指標は、13:30に日・鉱工業生産、16:00に英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・GDP、英・商品貿易収支、独・消費者物価指数、16:45に仏・消費者物価指数、22:00に米・ポールソン:フィラデルフィア連銀総裁の発言、22:30に加・卸売売上高、加・住宅建設許可、加・第3四半期設備稼働率、米・ハマック:クリーブランド連銀総裁の発言、24:35に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言がある予定だ。往って来いとなったポンド米ドルの回復余地を静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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