ECB後に微上昇したユーロの上値余地を静観か

2025.09.12
- 加・住宅建設許可
- 英・鉱工業生産
前日の米国通貨は、加ドルが米ドルに次いで弱含んだ。米ドル加ドルは1.3891から1.3825まで下落。時間足ボリンジャーバンド+2σから-3σまで低下した。4時間足でも時間足と同様の値動きが見られており、日足では200EMAが上値抵抗帯となり価格が抑えられ、先月高値手前にてローソク足が反落している状況だ。
欧州通貨は、昨日行われた欧・ECB政策金利発表にて、政策金利が市場コンセンサス通り2.0%に据え置かれ、ユーロ圏20ヶ国の経済は「良好な状態」との見解をラガルドECB総裁が示したことで、ユーロが対米ドルで上昇した。ユーロ米ドルは1.1659から1.1745まで上昇。時間足RSIが36から69まで値を上げた。4時間足では、200EMAが下値サポートとなり価格が上向いており、日足では20MAに沿っての上昇トレンドが継続している状況だ。
本日の指標は、13:30に日・鉱工業生産、15:00に英・GDP、英・鉱工業生産、英・製造業生産高、英・商品貿易収支、独・消費者物価指数、15:45に仏・消費者物価指数、17:45にナーゲル独連銀総裁の発言、21:30に加・住宅建設許可、加・第2四半期設備稼働率、23:00に米・ミシガン大消費者信頼感指数がある予定だ。ECB後に微上昇したユーロの上値余地を慎重に静観したい。
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