対円で弱含んだポンドの回復余地を静観か
2025.09.10
- 米・生産者物価指数
- スイス・シュレーゲルSNB総裁の発言
前日の米国通貨は、米ドルが日本円同様に米国時間で強含んだ。米ドルフランは0.7915から0.7979まで上昇。時間足ボリンジャーバンド-2σから+2σまで反発した。4時間足では、20MAラインまでローソク足が反発するとともにRSIが24から48まで回復しており、日足では7月安値圏での下値サポートラインからの切り返しが入っている状況だ。
欧州通貨は、昨日発表された英・8月BRC既存店売上高が、前月の1.8%から2.9%に回復したにも関わらず、ポンドが対円で下落した。ポンド円は199.880から198.791まで下落。時間足200SMAのサポートラインで値が止まることなく実体足で下抜けた。4時間足では、75MA付近での価格反転が見られており、日足では20MAに下値を指示されての下値切り上げが継続しているところだ。
本日の指標は、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、20:45にスイス・シュレーゲルSNB総裁の発言、21:30に米・生産者物価指数、23:00に米・卸売在庫、23:30に米・週間原油在庫、26:00に米・10年債入札がある予定だ。対円で弱含んだポンドの回復余地を慎重に静観したい。
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