上値が限定されたユーロの続落性に要警戒か

2025.08.05
- 英・非製造業PMI
- 米・ISM非製造業景況指数
前日の米国通貨は、加ドルが対円で続落した。加ドル円は107.426から106.581まで低下。時間足20MAタッチにて反落が入った。4時間足では、サポートされていた200SMAを下抜けつつあり、日足では200SMAの下値支持線を突破するかの瀬戸際にいる最中だ。本日の米国時間での指標発表にて加ドルの下値が更新されるのか、方向性に注目したい。
欧州通貨は、スイスフランに次いでユーロが弱含んだ。ユーロ円は171.156から169.909まで下落。時間足20MAに沿っての下落トレンドが継続した。4時間足では、サポートされていた200SMAの支持線をすでに下抜けており、日足では先月安値に迫る勢いで下降している。本日の欧州時間での指標発表にてユーロが回復するのか、注視したいところだ。
本日は、8:50に日・BOJ議事要旨公表、15:45に仏・鉱工業生産、仏・製造業生産指数、16:50に仏・非製造業PMI、16:55に独・非製造業PMI、17:00に欧・非製造業PMI、17:30に英・非製造業PMI、18:00に欧・生産者物価指数、21:30に加・貿易収支、米・貿易収支、22:45に米・非製造業PMI、23:00に米・ISM非製造業景況指数、26:00に米・3年債入札、翌7:45にNZ・第2四半期失業率がある予定だ。上値が限定されたユーロの続落性に警戒したい。
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