日本円についで強含んだユーロの上伸性を注視か

2025.08.04
- 日・マネタリーベース
- 米・耐久財受注
先週末の米国通貨は、加ドルがアジア時間から対円で軟化した。加ドル円は108.958から106.806まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行し、ボリンジャーバンド-3σに沿って急落した。4時間足では、RSIが67から32まで下降しており、日足では先月後半までサポートされていた20MAラインを、大きく下抜けた。本日のアジア時間では下窓でスタートしたため、継続した加ドルの軟化に注意したい。
欧州通貨は、1日に発表された欧・7月消費者物価指数(HICP)の概算速報値が、前年比で2.3%と変わらなかったことで、ユーロが対ポンドで上昇した。ユーロポンドは0.8636から0.8728まで上昇。時間足20MAに下値を支持されながら上向いた。4時間足では、200SMAが下値支持線となり反発しており、日足では20MA下位での停滞から上位へと急回復している。
本日の指標は、8:50に日・マネタリーベース、15:30にスイス・消費者物価指数、16:30にスイス・製造業PMI、23:00に米・製造業新規受注、米・耐久財受注(確報値)がある予定だ。その他、重要指標や要人発言は予定されていない。日本円についで強含んだユーロの上伸性を慎重に注視したい。
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