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続落しているフラン円の下伸性に要注意か

相場レポート

続落しているフラン円の下伸性に要注意か

続落しているフラン円の下伸性に要注意か
本日のポイント
  1. 米・FOMC政策金利と声明発表
  2. 米・パウエルFRB議長の記者会見

前日の米国通貨は、本日の加BOC政策金利発表を控えた加ドルが、対円で下落した。加ドル円は108.213から107.691まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では、ボリンジャーバンド+2σから-2σまで低下している一方、日足では、20MAより上位の水準を維持している状況だ。本日のBOCでは2.75%の据え置き予想となっているため、指標発表前後の値動きに警戒したい。

欧州通貨は、ユーロに続いてスイスフランが弱含んだ。フラン円は、185.012から183.770まで下落。時間足20MAに沿って下降した。4時間足では、10MAに沿っての下落トレンドとなりつつあり、日足では20MAのサポートラインを割り込むかの瀬戸際にいる。本日の米国時間でもスイスフランの上値が重くなっていくのか、方向性に注意したいところだ。

本日は、10:00にNZ・ANZ企業信頼感、10:30に豪・消費者物価指数、14:30に仏・第2四半期GDP、17:00に独・実質GDP、18:00に欧・景況感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に米・第2四半期GDP、米・GDPデフレーター、22:45に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に加・マックレムBOC総裁の記者会見、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。続落しているフラン円の下伸性に十分注意したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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