続落しているフラン円の下伸性に要注意か

2025.07.30
- 米・FOMC政策金利と声明発表
- 米・パウエルFRB議長の記者会見
前日の米国通貨は、本日の加BOC政策金利発表を控えた加ドルが、対円で下落した。加ドル円は108.213から107.691まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では、ボリンジャーバンド+2σから-2σまで低下している一方、日足では、20MAより上位の水準を維持している状況だ。本日のBOCでは2.75%の据え置き予想となっているため、指標発表前後の値動きに警戒したい。
欧州通貨は、ユーロに続いてスイスフランが弱含んだ。フラン円は、185.012から183.770まで下落。時間足20MAに沿って下降した。4時間足では、10MAに沿っての下落トレンドとなりつつあり、日足では20MAのサポートラインを割り込むかの瀬戸際にいる。本日の米国時間でもスイスフランの上値が重くなっていくのか、方向性に注意したいところだ。
本日は、10:00にNZ・ANZ企業信頼感、10:30に豪・消費者物価指数、14:30に仏・第2四半期GDP、17:00に独・実質GDP、18:00に欧・景況感指数、20:00に米・MBA住宅ローン申請指数、21:15に米・ADP雇用者数、21:30に米・第2四半期GDP、米・GDPデフレーター、22:45に加・BOC政策金利と声明発表、23:30に加・マックレムBOC総裁の記者会見、27:00に米・FOMC政策金利と声明発表、27:30に米・パウエルFRB議長の記者会見がある予定だ。続落しているフラン円の下伸性に十分注意したい。
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