ギャップアップでスタートしたユーロ円の上昇余地を静観か

2025.07.28
- 英・CBI流通取引調査
- 米・ダラス連銀製造業活動指数
先週末の米国通貨は、欧州時間から米国時間終盤にかけて、米ドルが最強となった。米ドル円は146.808から147.943まで上昇。時間足20MAに下値を支持されての上昇が見られた。4時間足では、200SMA付近からの反発が確認され、日足では200SMAに上値をレジストされ20MAまで反落した後の反発が入っている状況だ。
欧州通貨は、25日に発表された独・7月IFO景況感指数が、前月の88.4から88.6に小幅改善したことで、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は172.479から173.615まで上昇。時間足200SMAに下値をサポートされる形で上昇した。4時間足では、ボリンジャーバンド-2σから+3σまで値が伸びており、日足では10MAに沿っての上昇トレンドが先月初旬より継続している状況だ。なお本日のアジア時間では、上窓にてギャップが生じている。
本日の指標は、19:00に英・CBI流通取引調査、23:30に米・ダラス連銀製造業活動指数、24:30に米・2年債入札、26:00に米・5年債入札がある予定だ。これら以外に特段目立った重要指標や注目度の高い要人発言は、本日は予定されていない。ギャップアップでスタートしたユーロ円の上昇余地を慎重に静観したい。
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