対米ドルで下落したユーロの下伸性に要警戒か

2025.07.11
- 英・貿易収支
- 英・月次GDP
前日の米国通貨は、米ドルが対円で下落した。米ドル円は146.785から145.749の間で推移。時間足20MAをまたいでの値動きに終始した。4時間足では、ボリンジャーバンド+2σから中心線にかけての反落が入っている一方、日足では10MAより上位での推移を維持している状況だ。
欧州通貨は、昨日発表された独・6月消費者物価指数が、前年比でCPI/HICPともに前月と変わらなかったことで、ユーロが対米ドルで下落した。ユーロ米ドルは1.1749から1.1662まで低下。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では20MAがサポートラインからレジスタンスラインに切り替わっており、日足では20MAラインにてサポートされるかが試されている最中だ。
本日の指標は、15:00に英・月次GDP、独・消費者物価指数、英・製造業生産高、英・貿易収支、英・鉱工業生産、15:45に仏・消費者物価指数、21:30に加・雇用統計、加・住宅建設許可、27:00に米・財政収支がある予定だ。対米ドルで下落したユーロの下伸性に十分警戒したい。
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