強含んだ米ドルの月初の値動きに注意か

2025.02.03
- 欧・消費者物価指数
- 欧・製造業PMI
先週末の米国通貨は、米・12月個人所得が、所得/支出ともに前月値から上昇したことで、米ドルが対ユーロで上昇した。ユーロ米ドルは1.0432から1.0350まで下落。時間足ボリンジャーバンド+3σから-3σまでローソク足が低下した。4時間足ではサポートされていた200SMAを実体足で下抜けており、日足ではRSIが60から45まで低下している。
欧州通貨は、1月31日に発表された独・1月消費者物価指数の速報値が、前年比で前月の2.6%から2.3%に低下したにも関わらず、ユーロが対円で上昇した。ユーロ円は159.916から161.479まで上昇。時間足20MA下位から上位へと移行した。4時間足ではボリンジャーバンド-3σからの反発が入っており、日足では1月安値の更新を免れた。
本日は、9:30に豪・小売売上高、インドネシア・製造業PMI、9:30にフィリピン・製造業PMI、14:00に印・製造業PMI、16:00にトルコ・製造業PMI、トルコ・消費者物価指数、17:30に香港・第4四半期GDP、17:30にスイス・製造業PMI、17:55に独・製造業PMI、18:00に欧・製造業PMI、18:30に英・製造業PMI、19:00に欧・消費者物価指数、23:45に米・PMI購買担当者景気指数、26:30に米・ボスティック:アトランタ連銀総裁の発言がある予定だ。強含んだ米ドルの月初の値動きを慎重に静観したい。
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