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上昇したポンドの上値余地を静観か

相場レポート

上昇したポンドの上値余地を静観か

上昇したポンドの上値余地を静観か
本日のポイント
  1. 英・ハリファックス住宅価格
  2. 加・貿易収支

前日の米国通貨は、加ドルが対円で上昇した。加ドル円は108.714から110.008まで上昇。時間足ボリンジャーバンド+2σに沿ってのトレンドが見られた。4時間足ではボリンジャーバンド+3σまでローソク足が突出しており、日足では20MAが下値サポートとなり価格が反転している。このまま加ドルの勢力が維持されていくのか、米国時間での値動きを注視したい。

欧州通貨は、ポンドが対米ドルで上昇した。ポンド米ドルは1.2413から1.2550まで上昇。時間足200SMAの上値抵抗帯を実体足で大きく突破した。4時間足では75MA直下まで価格が伸びており、日足では30付近まで低下していたRSIが46まで回復している。欧州時間にてポンドの伸びに拍車がかかるのか、方向性を静観したい。

本日は、16:00に英・ハリファックス住宅価格、16:30にスイス・消費者物価指数、16:45に仏・消費者物価指数、18:30に英・建設業PMI、19:00に欧・消費者物価指数、欧・失業率、22:00に米・バーキン:リッチモンド連銀総裁の発言、22:30に加・貿易収支、米・貿易収支、24:00に加・Ivey購買部協会指数、米・ISM非製造業景気指数、米・JOLTS求人、27:00に米・10年債入札がある予定だ。上昇したポンドの上値余地を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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