CPI低下で上値が重くなったスイスフランの下伸性に注目か

2024.11.04
- 仏・製造業PMI
- NZ・RBNZ金融安定報告書公表
先週末の米国通貨は、1日に発表された米・10月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が前月の25.4万人から1.2万人へと大幅減少したことで、指標発表直後に米ドルが対円で下落した。米ドル円は152.834から151.804まで下落。その後回復し、結果的に153.089まで上昇した。なお本日のアジア時間では下窓で始まっているため、欧州時間での値動きに警戒したい。
欧州通貨は、1日に発表されたスイス・10月消費者物価指数が、前年比で前月の0.8%から0.6%に低下したことで、スイスフランが対円で下落した。フラン円は176.625から175.407まで低下。時間足20MA上位から下位へと移行した。日足ではボリンジャーバンド+2σから中心線にかけての回帰となっているため、米国時間でも値動きが継続するのか注目したい。
本日は、16:00にトルコ・消費者物価指数、17:00にブラジル・消費者物価指数、ハンガリー・製造業PMI、17:50に仏・製造業PMI、17:55に独・製造業PMI、18:00に欧・製造業PMI、18:30に欧・ユーロ圏投資家センチメント指数、19:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、24:00に米・製造業受注指数、27:00に米・3年債入札、29:00にNZ・RBNZ金融安定報告書公表がある予定だ。CPI低下で上値が重くなったスイスフランの下伸性に注目したい。
過去の相場レポート
2025.04.18
軟化している米ドルの休場中の値動きに要警戒か
2025.04.17
ECB政策金利発表でのユーロの値動きを静観か
2025.04.16
上昇した米ドルが要人発言にて変化するのか静観か
2025.04.15
上昇したポンドの上伸性を注視か
2025.04.14
年初来高値を更新したユーロ米ドルの上値追いに注目
2025.04.11
再び見られた円高傾向が継続するのか米国時間での値動きを注視か
2025.04.10
米トランプ大統領の関税停止発言により上昇した米ドルの上値余地に注意か
2025.04.09
連続上昇したユーロ豪ドルの調整の値動きを注視か
2025.04.08
最弱となったポンドの反発余力に注目か
2025.04.07
対円で大きく下落したポンドの下値余地に注意か