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CPI低下で上値が重くなったスイスフランの下伸性に注目か

相場レポート

CPI低下で上値が重くなったスイスフランの下伸性に注目か

CPI低下で上値が重くなったスイスフランの下伸性に注目か
本日のポイント
  1. 仏・製造業PMI
  2. NZ・RBNZ金融安定報告書公表

先週末の米国通貨は、1日に発表された米・10月雇用統計にて、非農業部門雇用者数が前月の25.4万人から1.2万人へと大幅減少したことで、指標発表直後に米ドルが対円で下落した。米ドル円は152.834から151.804まで下落。その後回復し、結果的に153.089まで上昇した。なお本日のアジア時間では下窓で始まっているため、欧州時間での値動きに警戒したい。

欧州通貨は、1日に発表されたスイス・10月消費者物価指数が、前年比で前月の0.8%から0.6%に低下したことで、スイスフランが対円で下落した。フラン円は176.625から175.407まで低下。時間足20MA上位から下位へと移行した。日足ではボリンジャーバンド+2σから中心線にかけての回帰となっているため、米国時間でも値動きが継続するのか注目したい。

本日は、16:00にトルコ・消費者物価指数、17:00にブラジル・消費者物価指数、ハンガリー・製造業PMI、17:50に仏・製造業PMI、17:55に独・製造業PMI、18:00に欧・製造業PMI、18:30に欧・ユーロ圏投資家センチメント指数、19:00に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、24:00に米・製造業受注指数、27:00に米・3年債入札、29:00にNZ・RBNZ金融安定報告書公表がある予定だ。CPI低下で上値が重くなったスイスフランの下伸性に注目したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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