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米雇用統計好調にて急騰した米ドルの上伸性を静観か

相場レポート

米雇用統計好調にて急騰した米ドルの上伸性を静観か

米雇用統計好調にて急騰した米ドルの上伸性を静観か
本日のポイント
  1. 日・景気動向指数
  2. 独・製造業新規受注

先週末の米国通貨は、4日金曜日に発表された米・9月雇用統計にて、失業率が前月の4.2%から0.1ポイント改善し4.1%となり、非農業部門雇用者数が前月の14.2万人から25.4万人に大幅改善したことで、米ドルが指標発表直後に最強通貨となった。米ドル円は145.919から148.987まで約3円急騰。週足では前週のローソク足を包含する包み大陽線が形成されている。

欧州通貨は、4日に発表された英・9月建設業PMIが、前月の53.6から57.2となったにも関わらず、ポンドが対米ドルで下落した。ポンド米ドルは1.3174から1.3069まで下落。時間足20MA上位から下位へと移行した。4時間足では200SMAが上値レジスタンスとなっており、日足では先月安値水準へと迫りつつある状況だ。

本日は、8:50に日・外貨準備高、11:00にNZ・準備資産総額、12:30にタイ・消費者物価指数、14:00に日・景気動向指数、15:00に独・製造業新規受注、独・鉱工業生産、ノルウェー・製造業生産、15:30にハンガリー・貿易収支、16:00にスイス・外貨準備高、18:00に欧・小売売上高、23:30に独・ナーゲル独連銀総裁の発言、24:30に米・6ヶ月債入札、26:50に米・カシュカリ:ミネアポリス連銀総裁の発言がある予定だ。米雇用統計好調にて急騰した米ドルの上伸性を慎重に静観したい。

桜井 慶介

著者:桜井 慶介

FX経歴は10年以上。金融分野では、特に為替相場を中心にした運用に携わり、資産運用のアドバイザーの経験も持つ。これまでの経験を活かしたテクニカルやファンダメンタル分析を得意とする。

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