上値が重い米ドルの方向性に注目か
2024.10.04
- シンガポール・小売売上高
- スイス・雇用統計
前日の米国通貨は、昨日発表された米・8月耐久財受注が、前月の0.0%と変わらなかったことで、米ドルが対円で往って来いとなった。米ドル円は146.203から147.240の間で推移。時間足20MA付近での値動きとなった。本日のアジア時間では時間足20MAを割り込みボリンジャーバンド-3σまで下落している。このまま米ドルが対円で軟化していくのか、方向性に注目したい。
欧州通貨は、昨日発表された欧・8月生産者物価指数(PPI)が前年比で前月のマイナス2.1%からマイナス2.3%に下振れたことで、ユーロが対米ドルで緩やかに下落した。ユーロ米ドルは1.1048から1.1008まで下落。時間足20MAに上値をレジストされた。4時間足では10MAより下位にて上値が重くなっている。日足では75MAのサポートラインを下抜けるかの間際のため、米国時間での強弱性に注意したい。
本日は、10:00にフィリピン・消費者物価指数、14:00に印・サービス業PMI、14:00にシンガポール・小売売上高、14:45にスイス・雇用統計、15:45に仏・鉱工業生産、16:55に英・ピルMPC委員の発言、17:30に英・建設業PMI、21:00にメキシコ・雇用統計、21:30に米・雇用統計、22:00に米・ウィリアムズ:NY連銀総裁の発言、23:00に加・Ivey購買部協会指数、23:30に米・グールズビー:シカゴ連銀総裁の発言、27:00にブラジル・貿易収支がある予定だ。上値が重い米ドルの方向性を慎重に見極めたい。
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